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ブガッティ・ヴェイロン (23804 views - Cars & Motorbikes & Trucks & Buse)

ヴェイロン(Veyron 16.4 )は、ブガッティ・オトモビルが2005年から2015年にかけて製造していたスーパーカーである。 1998年、フォルクスワーゲングループによって設立された新生ブガッティブランド初の市販車であり、2005年から発売され同グループのフラグシップともなっている。 ヴェイロンの名は初代ブガッティのエンジニア、レーシングドライバーであり、1939年のル・マン24時間レースをジャン=ピエール・ウィミーユ(Jean-Pierre Wimille )とともにブガッティ・タイプ57で制するなど活躍したピエール・ヴェイロン(Pierre Veyron )から来ている。 2015年2月、ヴェイロンの完売が発表され、絶版となった。
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Explanation by Hotspot Model

ブガッティ・ヴェイロン

ブガッティ・ヴェイロン

ブガッティ・ヴェイロン16.4
ブガッティ・ヴェイロン16.4 Grand Sport (2015)
販売期間 2005年2015年
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアクーペタルガトップ GT
エンジン 8.0L W16 クワッドターボ
駆動方式 4WD
最高出力 736kW(≒1,001PS)/6,000rpm
最大トルク 1250N・m(127.5kg・m)/2,200-5,500rpm
変速機 7速セミAT(DSG)
全長 4,466mm
全幅 1,998mm
全高 1,206mm
車両重量 1,888kg
最高速度 407km/h(標準モデル,Grand Sport)
415km/h(Super Sport)
先代 ブガッティ・EB110
後継 ブガッティ・シロン
-自動車のスペック表-

ヴェイロンVeyron 16.4 )は、ブガッティ・オトモビルが2005年から2015年にかけて製造していたスーパーカーである。

1998年、フォルクスワーゲングループによって設立された新生ブガッティブランド初の市販車であり、2005年から発売され同グループのフラグシップともなっている[1]

ヴェイロンの名は初代ブガッティのエンジニア、レーシングドライバーであり、1939年のル・マン24時間レースをジャン=ピエール・ウィミーユ(Jean-Pierre Wimille )とともにブガッティ・タイプ57で制するなど活躍したピエール・ヴェイロンPierre Veyron )から来ている[2]

2015年2月、ヴェイロンの完売が発表され、絶版となった[3]

起源

1999年フランクフルトモーターショーにてジョルジェット・ジウジアーロイタルデザインによるコンセプトカーEB18/3シロン18/3Chiron )を発表。シロンの名は、かつてのブガッティのレーシングドライバーであるルイ・シロン(Louis Chiron )から。その後フォルクスワーゲンが独自に手を加え、1999年の東京モーターショーでヴェイロンの名を持つコンセプトモデルが登場、この時のモデル名称はEB18/4 ヴェイロンであった。

2000年パリサロンで搭載エンジンがW18気筒からW16気筒に変更され、現在の名称が採用されると同時に、大まかな仕様(最高出力1000hp以上、最高速400km/h以上)が発表された。2001年には量産化にゴーサインが出ていたが、高速走行時の空力特性、スタビリティの問題や、大型エンジンの採用による排熱の問題もあり、開発は難航していた。

標準モデル(2005–2011)

正式車名の「16.4」はV8気筒×2のW16気筒+4ターボチャージャーであることを表している。ミッドシップマウントされた8.0Lの排気量を持つW型16気筒エンジンは4基のターボチャージャーにより過給され、1001PSを発生する。厳しい冷却条件を満たすため冷却水は50リットル、エンジンオイルは23リットル必要である。製造時、このエンジンはすべて8時間のベンチテストにかけられた後、6,500rpmのレッドラインで数分間回される。

四輪駆動で、発進から100km/hまで2.5秒で加速し、200km/hまでは7.5秒、300km/hまでは16.7秒、0-200mは6.6秒(到達速度188km/h、カーグラフィック誌計測)、0-400mは9.95秒(到達速度235km/h、同誌計測)、そして最高速度は407km/hに達するとメーカーより発表されている。ただし最高速に達するまでには11km、そこからのブレーキングに500mが必要なため、最高速を出すには最低11.5kmの直線が必要になる。また407km/hのトップスピード時の燃費は0.8km/Lであり、100リットルの燃料タンクが12分で空になり、その間の走行距離はわずか80kmである。組み合わされるトランスミッションは7段DSGである。これはクラッチペダルがない2ペダル方式のため、日本ではオートマチック限定免許でも運転できる。

フルオートマチックモードとセミオートマチックモードが備わる。セミオートマチックモードのときはステアリングホイール裏側のパドルで操作する。このトランスミッションのエンジニアリングを担当したのはイギリスリカルドである。

ヴェイロンで実際に407km/hを出すには、一旦停車しブレーキペダルを踏んだ状態で、専用のキーを運転席横のサイドシルに差し込まなければならない。これにより車高が最低位置まで下がり、リアウィングの水平からの角度が最低の2度まで下げられる。なお事前に、全てのタイヤ及びマグネシウムホイールを新品に交換するという条件をも満たさなくてはならない。

タイヤはヴェイロンの最高速に合わせたミシュラン社特製のPAXランフラットタイヤで、価格は1セット25,000ドルと報道されている[4]

また、高速走行する際に地上最低高とリアウィングの高さを3段階調整することができる。地上最低高はノーマルが120mmなのに対し「ハンドリングモード」に切り替えると80mmになり、さらに「トップスピードモード」に切り替えると60mmにまで低くなる。リアウィングは油圧式で、最大にするとルーフを越えるまで上昇する。ブレーキを踏むと立ち上がりエアブレーキとなる。

発売

2005年の東京モーターショーで生産型が正式に発表され、2006年6月からデリバリーが始まった。300台を上限として限定生産される。

たとえ300台を超える受注があっても増産することはなく、受注が300台に満たない場合でも生産期間を引き伸ばさないとした(このうち日本への割り当ては5%の15台。ただこれは予定で、もし日本で15台を超える受注があった場合は、世界全体の受注が300台に満たない状態であれば販売していく、とした)。後にオープンモデル150台の追加生産が決定したため、販売予定台数は450台となった。

ブガッティ・オトモビルから指名された日本の正規発売代理店であるニコル・レーシング・ジャパンは車両価格1億6300万円(税込)で販売開始した。これは100台単位で生産される自動車としては世界最高額であるが、日本ではこれまで4度の価格改定を経て、2009年11月以降の定価は1億7900万円(税込)となっている。最大の市場であるアメリカ合衆国でのメーカー希望小売価格は125万ドルである。

実際に購入するに当たってブガッティおよびその車のイメージが損なわれることを避けるための審査が行なわれる。まず日本の代理店であるニコル・レーシング・ジャパンが顧客の情報を事前に確認、問題はないと判断された上、職業、購入目的等(年収審査は存在しない)の情報をブガッティ本社に送り、審査が行われる。これらの審査を通過した時点で購入の事前確認が完了し、約5千万円の予約金を支払うと、航空券(ファーストクラス)を伴った招待状が届き、モールスハイムのブガッティ本社へ招待される。そこで車の内外装、他オプション等を決め、シートの形状、サイズ、位置などオーナーに合わせ、ブガッティの用意したテストコース(サーキットや公道など)で試乗をし、納車までの間に残りの金額を支払い最終的に納車となる。本社に行かずに日本で仕様を決めることも可能である[5]。 購入した顧客にはブガッティのオーナークラブへの入会資格があり、クラブではオーナー同士が400km/hオーバーを目指すレース等のイベントが行われる。

2007年、日本で新規登録されたブガッティは3台であった[6]

2011年8月、ブガッティは、300台限定で生産していたヴェイロン16.4の完売を発表した(オープン・モデルの「ヴェイロン16.4 Grand Sport」は継続販売[7])。

特別仕様

ピュール・サン

ピュール・サン(Pur Sangフランス語で「純血」「サラブレッド」の意味)は、2007年9月11日フランクフルトモーターショーにて発表[8]。 5台限定で、ボディはクリア塗装でアルミニウム合金、カーボンファイバーがそのまま見える仕様となっている。専用のダイアモンドカットフィニッシュアルミホイールが装着される。発表後24時間で完売となった[9]

Fbg par Hermès

2008年3月4日、ジュネーヴモーターショーにて発表されたエルメス仕様モデル[10]。Fbgとはエルメス本社の住所「rue du Faubourg Saint-Honoré(フォブール・サン=トノレ通り)」の「フォブール」(Faubourg )から来ている[11]

デザインはエルメスのガブリエーレ・ペッツィーニが手掛けた。ボディカラーは専用色「チョコレート」でホイールには中央にHマークが付けられる。内装はエルメスレザーで内側ドアハンドルはエルメスのトランクのハンドルを連想させるデザインとなっている。フロントグリルはHマークのモノグラムデザインとなっている。給油ドアには車名が刻まれている。

サン・ノアー

サン・ノアー(Sang Noir 、フランス語で「黒い血」の意味)は15台限定[12]。オールブラックのエクステリアと明るいオレンジのインテリアが特徴のクーペ。

ブルー・サントネール

ブルー・サントネール(Bleu Centenaire )は、2009年ジュネーヴモーターショーで発表されたブガッティブランド100周年記念モデル[13]。ボディ色はブガッティブルーでマットと光沢のコンビネーションとなっている。ホイールも専用で、ブレーキキャリパーはレッドにペイントされている。

16.4 グランスポーツ(2009–2015)

グランスポーツ(Grand Sport )は、タルガトップ仕様である。2008年8月、ペブルビーチ・コンクールデレガンスにて発表された[14]。2009年4月から製造を開始した。タルガトップを採用しているため、剛性の低下を防ぐ大幅なボディ強化が行なわれた。フロントガラスや走行用ライトにも小変更が加えられた。取り外し可能なポリカーボネート製ハードトップのほかトランクに収納できる緊急用のソフトトップがある。最高速度はハードトップを装着した場合は標準のクーペモデルと変わらないが、ソフトトップ装着の場合は130km/hとなる。 最初の1台目はオークションにかけられ販売価格を上回った分は全額チャリティーに寄付された[15] 。クーペモデルの300台とは別にオープンモデルは150台を生産予定。

特別仕様

サン・ブルー

グランスポーツ・サン・ブルー(Grand Sport Sang Bleu 、サン・ブルーはフランス語で「青い血」の意味)は2009年8月ペブルビーチ・コンクールデレガンスで発表[16]。タルガトップのボディはブルーカーボンファイバーとポリッシュ加工アルミニウムとなっており、リアエアスコープもブルーに着色されている。ホイールはミッドナイトブルーハイライトとダイヤモンドカット加工のツートン仕様となっている。

ソレイユ・ドゥ・ミニュイ

ソレイユ・ドゥ・ミニュイ(Soleil de Nuit、白夜)は2009年ドバイモーターショーで発表された。ポリッシュアルミニウムアクセントのメタリックブルー/ブラックカラー。227万ドルで販売された[17]

グレーカーボン

グランスポーツ・グレーカーボン(Grand Sport Grey Carbon )は、2010年ジュネーブモーターショーで公開された1台限定モデル[18]。タルガトップのボディにカーボン柄の見えるクリア塗装と、残りがメタリックグレーアルミニウムとなっており、下部ラインはポリッシュ加工アルミニウムとなっている。内装はライトグレー。

ロイヤルダークブルー

2

[19] ====

サン・ブラン

サン・ブラン(Sang Blanc、白い血)はイギリスの顧客からの要望によってデザインされたワンオフモデル。マット仕上げのパールセントホワイトベースで、フロントグリル、エギゾースト、エンジンカバーはブラック。内装もブラックとなっている。[20] 2011年、サン・ブランは走行距離448マイルで1.25 millionポンドで販売された。[21]

マットホワイト

2011年の上海モーターショーで初公開されたワンオフモデル。マットホワイトと下部はカーボン柄のブルーとなっている。インテリアもブルー。展示後すぐに契約済みとなった。[22]

ロル・ブラン

グランスポーツ・ロル・ブラン(Grand Sport L'or Blanc )は、2011年6月に発表され、フランクフルトモーターショーで公開された。ベルリン王立磁器製陶所(KPM)とのコラボレーションモデルであり、内外装に陶磁器の要素が取り入れられている。

レッドエディション

レッドエディション(Red Edition)は2011年のフランクフルトモーターショーで公開された。内装外装ホイールがレッドカラーとなっている。[23]

中東エディション

2011年のドバイモーターショーで、3台のデザインの異なる中東エディションが公開された。エクステリアカラーはそれぞれブライトイエロー+ブラック、ブルー、カーボン部グリーン+シルバーとなっている。イエローモデルは158万ユーロ、他の2台は174万ユーロで販売された。[24]

ウェイロン

ウェイロン(Wei Long)は2012年北京モーターショーにて公開された。2012年龍の年を讃えたモデルで、パールホワイトのエクステリアと カーマインレッドのインテリアが特徴。インテリアではシートの「龍」の文字など龍をモチーフにしたデザインが随所に施されている。158万ユーロで販売された。[25]


16.4 スーパースポーツ

スーパースポーツ(Super Sport )は、エアロパーツの改良や足回りの強化が図られ、エンジンは最高出力は199PSアップの1200PS、最大トルクは25.5kgf・mアップの153kgf・mを発生するモデル。ボディタイプはクーペ。

2010年7月、ブガッティの開発ドライバーであるピエール=アンリ・ラファネルによって最高速チャレンジが行なわれた。フォルクスワーゲン所有の、9kmの直線を持つエーラ・レシエン・オーバルテストコースを両方向に走り、1回目427.988km/h、2回目434.211km/h、平均431.072km/hを記録し、2007年9月にSSC・アルティメットエアロTTが記録した412.28km/hを更新し、ギネス世界記録に認定された[26][27][28]

2010年8月、ペブルビーチ・コンクールデレガンスにて公式発表され、30台程度が限定生産された。日本国内での販売価格は2億8900万円。最初の5台は「ワールドレコードエディション」と呼ばれ、ギネス記録挑戦に使用したものと同様にボディカラーはマットブラックとオレンジの組み合わせとなっている。市販仕様では、タイヤ保護のためリミッターが415.07km/hでかかるようになっている。

2011年9月に標準モデルとともに生産を終了した。

2013年、同車の持つギネス世界記録がリミッターを解除した状態で記録されたものであったことについて、市販モデルと同じ状態でないことがギネス・ワールドレコーズ社(以下ギネス)のガイドブックに違反するものであると指摘された。その後専門家が調査を行った結果、リミッターの存在は車両およびエンジンの機構や設計に影響を与えないと結論付けられた。しかしギネス社は同年4月5日から1週間、一時的に記録を削除している。

スーパースポーツ・メルヴェイユ

スーパースポーツ・メルヴェイユ(Super Sport Merveilleux )は、スーパースポーツをベースに製作されたワンオフモデル。中国に住む大富豪の男性が自身の40歳の誕生日を記念してオーダーしたもので、ブガッティのCEOやドライバーのラファネル氏など幹部からはメッセージ動画がYouTubeを介して贈られた。

グランスポーツ ヴィテッセ (2011-2015)

グランスポーツ・ヴィテッセ(Grand Sport VITESSE )は、2011年3月のジュネーブモーターショーで公開された。グランスポーツにスーパースポーツにも搭載されるパワートレインとエアインテークを搭載、これまでのグランスポーツ以上にボディ剛性が高められている。最高速度は410km/hと公表されるが、[29]通常走行では375km/hでリミッターがかかるようになっている。

特別仕様

スペシャルエディション

2012年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表されたワンオフモデル。エクステリアは上部ホワイトで、下部のライトブルーは1928年のType37A由来のカラーとなっている。後にオーナーがオークションに出品した際にはル・シエルカリフォルニア(Le Ciel Californien,カリフォルニアの空)と称された。サイドにLe Ciel Californienのロゴが入っている[30]

ヴィテッセ WRC

2013年4月には特別仕様車のヴィテッセ WRCが発表された。WRCとは「ワールド・レコード・カー」の略称で、同車が最高速度408.884km/hを記録し、世界最速のオープンカーとなったことに由来する。

レジェンドシリーズ

2013年に発表されたブガッティに縁のあるレジェンドなどの名を冠した6モデルで、「ジャン=ピエール・ウィミーユ」「ジャン・ブガッティ」「メオ・コスタンティーニ」「レンブラント・ブガッティ」「ブラック・ベス」「エットーレ・ブガッティ」が各3台の限定生産で製造された。

また、ドバイの警察に於いてヴェイロンがパトカーとして導入されている。

販売台数

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 累計
5[31] 44[32] 81[33] 71[34] 50[34] 40[35] 38[36]1 31[37] 47[38] 407

関連項目



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