この項目では、GTとGTCについて説明しています。セダンのフライング・スパーについては「ベントレー・コンチネンタル・フライング・スパー」をご覧ください。 |
コンチネンタルGT(Continental GT )、コンチネンタルGTC(Continental GTC )、コンチネンタル・スーパースポーツ(Continental Supersports )、コンチネンタル・スーパースポーツコンバーチブル(Continental Supersports Convertible )は、イギリスの自動車メーカーベントレーが販売する高級車である。
GTはコンチネンタルRの後継となる4シーターのクーペであり、GTCはGTをベースとしたオープンカーである。スーパースポーツはGTおよびGTCをベースにチューンアップと軽量化を行い、GTは2シーターのクーペ、GTCは4シーターのオープンカーで表記はGTCではなくコンバーチブルに変更した。姉妹車種として4ドアセダンのコンチネンタル・フライング・スパーが存在する。
ベントレー・コンチネンタルGT | |
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GT GTC GTスピード | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ |
2ドア クーペ 2ドア オープン |
エンジン | 6.0リットル W型12気筒 ツインターボ 560PS/66.3kgm |
駆動方式 | 4WD |
変速機 | 6速AT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン 後:マルチリンク |
全長 | 4,815mm |
全幅 | 1,920mm |
全高 | 1,400mm |
ホイールベース | 2,745mm |
車両重量 | 2,420kg |
同車台 |
フォルクスワーゲン・フェートン ベントレー・コンチネンタル・フライング・スパー |
先代 | ベントレー・コンチネンタルR |
-自動車のスペック表- |
2002年のモンディアル・ド・ロトモビルでGTのプロトタイプを発表。2003年のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトで量産型を発表した。
エンジンはフォルクスワーゲン製の6.0L W型12気筒エンジンをツインターボで過給したもので、最高出力は560PS/6,100rpm、最大トルクは66.3kgm/1,600rpmである。
トランスミッションはZF製マニュアルモード付き6速AT、駆動方式はAWDである。
内装は天然木や本革を用いたイギリス車ならではの豪華なものとなっている。
2003年11月、日本で販売を開始。価格は1990万円。
2005年のサロン・アンテルナショナル・ド・ロトでGTの4ドアバージョンであるフライング・スパーを発表。
2006年のニューヨーク国際オートショーで電動式ソフトトップを備えるGTCを発表、同年10月に日本でも発売された。価格は2395万円。
ソフトトップはドイツのカルマンが制作し、エンジンとトランスミッション、駆動方式はGTと同一である。
2007年8月、GTをチューンアップした最速モデルGTスピードを発表。エンジンは最高出力610PS、最大トルク76.5kgmを発生し、最高時速は326km/h(202mph)に達する。また、グリルの塗装やマフラーなどエクステリアにも若干の変更を受けている。
2009年、GTスピードと同じエンジンを搭載したGTCスピードを発表。価格は2860万円。
2008年、コーチビルダーのザガートによるGTZザガートを発表。サロン・アンテルナショナル・ド・ロトでお披露目された。
2009年2月、GTをチューンアップと軽量化を行い、2シーターにしたスーパースポーツを発表。エンジンは最高出力630PS、最大トルク81.6kgmを発生し、車両重量はGTスピード比で110kg軽量化された。価格は3150万円。
スーパースポーツコンバーチブル
2010年4月、スーパースポーツを4シーターにしたコンバーチブル版を発表。価格は3300万円。
2010年10月のモンディアル・ド・ロトモビルにおいて、モデルチェンジが発表された。デザインはキープコンセプト。また、新たにV8エンジンの搭載がアナウンスされた。
ベントレー・コンチネンタルGT | |
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GT GTC GT3 | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 2ドア クーペ |
エンジン |
6.0L W12 ツインターボ 4.0 L V8 ツインターボ |
駆動方式 | 4WD |
変速機 |
6速AT(W12) 8速AT(V8) |
全長 | 4,806mm |
全幅 | 1,944mm |
全高 | 1,404mm |
ホイールベース | 2,646mm |
車両重量 |
2,320kg(W12) 2,295kg(V8) |
-自動車のスペック表- |
新型コンチネンタルGTは2011年モデルとして発表された。2010年11月にクーペのみ発表された。初代から引き継がれるW12エンジンに加え、アウディとの共同開発となる気筒休止機構付4.0L V8エンジンが搭載された[1]。
2011年2月、日本市場において発表された。価格は2415万円で、同年6月から納車開始された[2]。
2011年9月、新型コンチネンタルGTCをフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた[3]。
2011年12月、日本市場において発表された。価格は2640万円で、2012年4月以降から納車予定である[4]。
2013年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、コンチネンタルGTをベースにしたFIA-GT3レギュレーションに準じた競技用車両が発表された[5]。開発には世界ラリー選手権 (WRC) でフォードワークスとして知られるMスポーツが協力している[6]。
エンジンは4.0L V8ツインターボエンジンをドライサンプ化し大幅なパワーアップが施されているが、ベースになっているエンジン自体はコンチネンタルGT V8と同一である。しかし車体は見た目こそコンチネンタルGTであるが、2t以上の車重を限界まで軽量化を施し1t以上の軽量化に加え、GT3のレギュレーションに準じ4輪駆動からトランスアクスルのFR駆動へと変更されている。2014年からデリバリーを開始すると同時に、ベントレーワークスチームによるブランパン耐久シリーズへの参戦を行い、参戦初年度でシリーズ2位を獲得した。
2014年にコンチネンタルGT V8 Sをベースにして、コンチネンタルGT3で得たノウハウを加えたモデルとして世界限定300台で発売された[7]。 エンジンはターボの加給圧アップや吸排気系の見直しで580馬力までアップすると同時に、リアシートを省いて2名乗車化するなどで100kgの軽量化などスポーティーに振った改良が施されている。
2007年初頭、WRCで4度のワールドチャンピオンに輝いたユハ・カンクネンがロールケージとスパイクタイヤを装着して、燃料系を寒冷地仕様としたGTで氷上の世界最速記録に挑戦した。フィンランドのオウルで、それまでブガッティ・EB110が持っていた296km/hを大幅に上回る平均321.6km/h、最速331km/hを記録し、世界最速記録を塗り替えた。
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