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この項目では、2016年から発売されたNSXについて説明しています。1990年から2006年まで発売されていたNSXについては「ホンダ・NSX」をご覧ください。 |
ホンダ・NSX (2代目) NC型 | |
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製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2016年- |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
エンジン | 3.492ccV型6気筒DOHCターボ |
エンジン位置 | ミッドシップ |
駆動方式 | 4WD |
モーター |
アシストモーター1基 前輪左右2基 |
最高出力 |
(エンジン)507PS/6,500rpm-7,500rpm (モーター)37PS/4,000rpm×前輪左右2基 (モーター)48PS/3,000rpm |
最大トルク | 56.1kgm/2,000rpm-6,000rpm |
変速機 | 9速DCT |
サスペンション | 前後ダブルウイッシュボーン式 |
全長 | 4,490mm |
全幅 | 1,940mm |
全高 | 1,215mm |
ホイールベース | 2.630mm |
車両重量 | 1,780kg |
先代 | NSX |
-自動車のスペック表- |
NSX(エヌエスエックス)は、本田技研工業が生産・販売する2シーターのスポーツカー。
1990年から2006年まで発売されていたNSXの2代目にあたり、ハイブリッドシステムを搭載している。
NSXは、3.5LV型6気筒エンジンをミッドシップに配置し、SPORT HYBRID SH-AWDを採用、3つのモーターを使用し1つはエンジンをアシストするモーター、前輪は2つのモーターで駆動するハイブリッドスポーツカーである。エンジンの出力は507PS、ドライブモーターは48PS、前輪左右のモーター2基(37PS×2)で合わせて581PSを発揮する。ボディサイズは全長4,490mm×全幅1,940mm×高1,215mmとなり、前代モデルからは全長は40mm、全幅は130mm、全高は45mm拡大された。またエンジンは先代は横置きだったが、新型NSXは縦置きとなった。
車名は新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)からきている。日本での発売は2017年2月27日から(アイアンブレーキローター装着車は2017年5月予定)でモノグレード(NSX)のみの展開、価格は2370万円(消費税8%込)と日本で発売するホンダ車の中では最高値(NSX-R GTを除く)となる[1]と同時に、2016年8月時点における日本で販売される日本メーカー製車両の最高額となる[2]。性能・価格と共にポルシェ911ターボやアウディR8などのスポーツカーと肩を並べることとなった。
2016年12月に、2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤー「実行委員会特別賞」を受賞した。年間販売予定が日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート基準である500台に満たないものの、ハイブリッドスーパースポーツカーの完成度の高さが評価されたことで、特別賞として記録に留めるべきとの実行委員会の判断により決定された[3]。さらに、オートカラーアウォード2016においては、バレンシアレッド・パール(ext)/レッド(int)とヌーベルブルー・パール(ext)/オーキッド(int)の2種類が特別賞を受賞した[4][5]。
日産・GT-Rと同じく、ナビを連動してリミッターを解除する機能があり、300km/h以上の走行が可能となる(欧米仕様で最高速度308km/h)。 2017年1月現在、日本国内の自動車メーカーで正規販売されている現行車種で300km/h以上で走行できる車種はNSXと日産・GT-Rの2車種となる[6]。
当初 初代NSXの後継車は、日本では2010年以降に開業が予定されていたアキュラブランドからの発売予定が表明されていたが、2008年の世界的な金融危機に端を発した事業見直しにより、アキュラの日本導入白紙撤回とともに開発を中止した[7]。後に公表された内容によると、NSX後継車用に開発されたV型10気筒エンジンは、バンク角は90°、最高出力は405kWであった。また、燃費向上および排出ガス規制適合のために片バンクを休止する気筒休止機構(VCM)を採用していた[8]。
2011年には、NSXの後継車がハイブリッド車として登場するという英メディアのスクープが報道された[9]。また12月にアキュラの公式Facebookより、名前こそNSXとは発表されなかったが、下記の北米国際自動車ショーで発表された同モデルの車が、2012年公開の映画『アベンジャーズ』の劇中で、主人公が乗るオープンカーとして登場することが報道された[10][11]。
2012年1月9日に北米国際オートショーにて「NSXコンセプト」を出展した[12]。エンジンはVTECの進化型を採用したV型6気筒エンジンで、それにモーターを組み合わせて後輪を駆動するハイブリッドシステムを採用する。さらに、前輪の2輪をそれぞれモーターで駆動し、前輪の左右のトルクを変化させるトルクベクタリング機能を搭載している。エンジンと3個のモーターを使用する4輪駆動システムは「スポーツハイブリッドSH-AWD」と命名された。デザインは南俊叙が担当し[13]、米国のHonda R&D Americas社で開発し、生産はオハイオ州の工場が担当し、3年以内の米国内で、その後日本での販売を目指していた。
2013年8月4日に新型NSXの試作車両が公開され、オハイオ州に所在するミッドオハイオ・スポーツカーコースで開催されるインディカー・シリーズにてデモ走行が行われた[14]。さらに、10月23日には第43回東京モーターショーにおいて「NSX CONCEPT」が公開されることが発表された[15]。同年11月には新しい駆動系が公表された。コンセプトカーとともに公表されていたCGでのPRビデオでは横置きされていたエンジンおよびトランスミッションは、縦置きに変更され、エンジンはドライサンプでバンク角75度のV6ツインターボ、燃料供給方式はポート噴射と直噴の併用である[16]。
2014年12月17日、アメリカンホンダモーターは、2015年1月に開催される北米国際オートショーにて新型NSXを世界初公開することを発表した[17]。
2015年1月、北米国際オートショーにて市販モデルであるNSXが展示された[18]。2015年秋に生産が開始される予定で、米国での販売価格はおよそ15万ドルからとなる見込みとされていたがその後2016年春に延期された[19]。
2015年の第44回東京モーターショーでNSXコンセプトのモデルチェンジした車が展示された。
2016年5月24日に、アメリカン・ホンダモーターは北米仕様車の量産第一号車をラインオフし、同車はBarrett-Jacksonのチャリティーオークションで権利を120万ドルで落札した男性に納車された[20]。2代目の製造は、前述の通り北米仕様及び日本も含めた他地域向けも含め、専用工場として設立されたオハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で行われる。
同年8月8日には、公式ホームページ上にティザーサイトを公開することを発表し、公式発表予定日を公表した。併せて、全国のHonda Carsのうち、42都道府県(山形県、滋賀県、高知県、宮崎県、沖縄県を除く)133店舗にスーパースポーツカーのメンテナンスに必要な専用設備を備え、認定サービスエンジニアである「NSXスペシャリスト」が在籍する「NSX PERFORMANCE DEALER」を設けることも発表された[21]。同年8月25日に日本で公式発表され、「NSX PERFORMANCE DEALER」にて購入の申込受付を開始した。
初代NSXが参戦していた「SUPER GT」には、2009年のレギュレーション変更により、2010年から「ホンダ・HSV-010」で参戦していたが、2014年から車両規則がドイツツーリングカー選手権(DTM)と統一されることに合わせ、既に発表されていたNSX CONCEPTをベースにした「NSX CONCEPT-GT」に変更した。
当初は、特認を受けることでベース車両と同様にハイブリッドシステムが搭載されていたが、2016年シーズンは「バッテリー製造メーカーからの供給を受けることが困難になった」という理由から、ハイブリッドシステムを非搭載に戦っている[22]。
2014年シーズン序盤からマシントラブル等に悩まされ成績を残せなかった中、第4戦菅生にてチーム国光のNSXが予選2位(小暮卓史/武藤英紀組)、さらにリアルレーシングが3位でゴール、新NSX初の表彰台となった(ドライバーは塚越広大/金石年弘)他、第5戦富士で山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組の童夢レーシングのNSXが優勝した上にナカジマレーシングのNSXが3位になった。(ドライバーは中嶋大祐/ベルトラン・バゲット)。
2017年からはNSX CONCEPTベースからNSXベースとなるため、NSX-GTのネーミングに変更[23]、より市販車に近いディティールに変更される[24]。
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