この項目では、映画シリーズについて説明しています。原案のパークアトラクションについては「カリブの海賊」をご覧ください。 |
ポータル ディズニー |
パイレーツ・オブ・カリビアン | |
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Pirates of the Caribbean | |
監督 | 参照 |
脚本 | 参照 |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー |
出演者 | 参照 |
音楽 | 参照 |
配給 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ |
公開 | 2003年 - 継続中 |
上映時間 | 599分 (1-4) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 |
4作合計: $1,115,000,000 |
興行収入 |
4作合計: $3,726,154,034 |
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『パイレーツ・オブ・カリビアン』(Pirates of the Caribbean) は、ウォルト・ディズニーのテーマパーク、「カリブの海賊」を元にしたファンタジー・冒険映画シリーズ。
シリーズは2003年に公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』より始まった。第1作の成功の後、ウォルト・ディズニーピクチャーズは、三部作計画があることを明らかにした。3年後の2006年、2作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が公開された。続編は成功して、世界初公開日の興行記録を破った。最終的に世界興行収入は史上2番目の速さで10億6617万9725ドルまでに達し、歴代4位となった。シリーズ3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』は翌2007年に公開された。2011年3月現在までにシリーズ全てで世界中で26億8000万ドルを売り上げた。2008年9月、デップは4作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』への出演契約を果たし、2011年5月20日に従来の2D、IMAX、ディズニーデジタル3-D、IMAX 3Dでの公開が発表された。撮影は2010年6月14日にハワイ州で始まった。ディズニーは更に2本作ることを計画している[1]。
同シリーズは Monkey Island の影響を受けていると言われ、脚本陣のひとりであるテッド・エリオットはかつてスティーヴン・スピルバーグ製作による同作品のアニメ映画の脚本を書いていた[2]。
1990年代前半[3]、脚本家のテッド・エリオットとテリー・ロッシオは『カリブの海賊』をベースとした脚本の構想を練っていた。ディズニーはジェイ・ウォルパートにドライブに基づく脚本を書かせ、そしてそれは、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが「ストレートな海賊映画」と感じ、拒絶した[4]。2002年3月、海賊についての知識が深いスチュアート・ビーティーが脚本を書き直し[5]、そしてその後でエリオットとロッシオが引き入れられた[4]。エリオットとロッシオは、『カリブの海賊』のアトラクションのナレーションの影響を受け、映画にスーパーナチュラルな要素を組み入れることを決めた[6]。予算の増加に伴い、マイケル・アイズナーとロバート・アイガーは製作を中止しようとしたが、ブラッカイマーがコンセプトアートとアニマティックを見せて説得し、食い止めた[7]。
2002年5月、ゴア・ヴァービンスキーが監督契約を交わし、翌月にはジョニー・デップとジェフリー・ラッシュの出演も決まった[5]。オーランド・ブルームは『ケリー・ザ・ギャング』でラッシュと共演した縁で脚本を読み、出演を決めた[8]。また、ヴァービンスキーはキーラ・ナイトレイの『ベッカムに恋して』の実績は知らず、オーディションのみで決めたという[9]。ウェザビー・スワン役には当初、トム・ウィルキンソンとの交渉がなされていたが[5]、結局、ジョナサン・プライスが演じることになった[9]。
撮影は2002年10月9日に始まり、2003年2月7日に完了した[5]。公開前、海賊映画は長年成功例が無く、アトラクションが原作であり、当時ジョニー・デップ主演の大作がほとんど無かったことから、本作は失敗するとの見方が強かった[10]。しかしながらその予想に反し、本作は批評面と商業面の両方で成功を収めた。
2006年公開。1作目の成功を機に、キャストとスタッフは2作同時に製作することもあって、ディズニーと長期にわたる続編契約を交わした。
興行収入はアメリカだけで約4億ドル、全世界合計で10億6,600万ドルとなり、2006年公開映画の興行成績ランキングで、2位の『ダヴィンチコード』(7億5,800万ドル)に大きく差をつけて1位となった[11]。また歴代興行成績でも4位にランクインし映画史に残る成功を収めた。しかし前作は好評だった批評家の反応は、本作以降酷評されている(詳細は「評価」の項目参照)。
2007年公開。2作目と同じ主要キャストが出演した。3部作完結編であるが、劇中の最後に「生命の泉」がフロリダにあることが語られ、続編の可能性を匂わせた。
興行収入は全世界で約9億6,000万ドルの成果をあげた。前作を上回ることはなかったが、2007年公開映画の興行成績ランキングでは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の約9億4,000万ドルを抑え前作同様1位となった[12]。
3部作が成功し、デップが再びジャック・スパロウを演じたいという願望もあり、4作目の企画がスタートした。2007年4月にディズニーはティム・パワーズの小説『幻影の航海』の映画化権を買い取った。ゴア・ヴァービンスキーは当時、テレビゲーム『Bioshock』の映画化企画に携わっていたためプロジェクトから外れ、ロブ・マーシャルに監督の椅子が回ることとなった。一方で、製作のジェリー・ブラッカイマー、脚本のテリー・ロッシオとテッド・エリオットが参加する。2010年3月、デップ、ラッシュ、マクナリーの出演が正式に決まり、新たにイアン・マクシェーンが黒髭、ペネロペ・クルスがヒロインとして出演した。前3部作に出演したオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイは出演しない。
撮影は2010年6月14日から11月19日の間に行われ、3Dで撮られ[13][14]、2011年5月20日公開した。
制作費に4億1,000万ドル(約328億円[15])という巨額を投じたが、興行成績は全世界で10億4,600万ドル(約837億円[15])で、3部作で一番稼いだデッドマンズ・チェストに僅かに及ばぬ結果となった。また2011年公開映画の興行成績ランキングでは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』に次ぐ第3位となった[16]。
全米公開は2017年5月26日、日本公開は2017年7月1日[17]。原題は「Dead Men Tell No Tales」でこれは「死人に口なし」という意であり、この映画の元となったディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」内で聞かれる有名なフレーズである。
4作目に出演した俳優たちは、近い将来5作目と6作目の同時撮影があるかもしれないのでスケジュールを空けるようにディズニーから言われていた[1]。2011年1月14日、テリー・ロッシオがこれまでパートナーだったテッド・エリオット抜きで5作目の映画脚本を書くことがわかった[18]。
この節の加筆が望まれています。 |
映画の原作であるアトラクション「カリブの海賊」に、映画キャラクターが新たに登場するようになった。また、唯一映画の公開後に作られた上海ディズニーランドの「カリブの海賊 バトル・フォー・サンケン・トレジャー」では、映画シリーズがテーマとなっており、ジャック・スパロウとデイヴィ・ジョーンズの戦いを描いている。
当シリーズの映画音楽が与えた影響は大きく、特に1作目「呪われた海賊たち」のサウンドトラックに収録されている「彼こそが海賊(He's a Pirate)」は、シリーズを代表する楽曲となり、テレビやスポーツ選手の入場曲など様々なシーンで用いられている。
レゴブロックが2011年、4作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の公開に合わせ、第1弾が発売された[19]。
また、コンピュータゲーム作品Lego Pirates of the Caribbean: The Video Gameが2011年5月10日に北米で発売された。
『呪われた海賊たち』は北米の2003年の作品では『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』、『ファインディング・ニモ』に次いで第3位、全世界では『王の帰還』、『ニモ』、『マトリックス リローデッド』に次いで第4位の興行成績である[20]。『デッドマンズ・チェスト』は2006年で最高の世界興行収入であり[21]、歴代では、『アバター』、『タイタニック』、『王の帰還』に次いで第4位である。『ワールド・エンド』もまた2007年で最高の世界興行収入であり、歴代では第8位の記録である[22]。
2作目と3作目の両方が興行収入の記録を塗り替えた。『デッドマンズ・チェスト』は公開初日に5580万ドル、週末に1億3560万ドルという記録[23]の他、史上最速での1億ドル、2億ドル、3億ドル突破、10日間興行収入の最高記録、史上最速での世界興行収入10億ドル突破(2009年に『アバター』に破られた)など、合計で15の興行記録を打ち立てた。しかしながらそれらの記録の大部分は2008年公開の『ダークナイト』によってさらに塗り替えられた[24]。また、『ワールド・エンド』は、戦没将兵追悼記念日の週末の最高記録を保持している[25]。
映画 | 公開日 | 興行収入 | 順位 | 製作費 | 出典 | |||
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北米 | 北米以外 | 全世界 | 北米歴代 | 全世界歴代 | ||||
呪われた海賊たち | 2003年7月9日 | $305,413,918 | $348,850,097 | $654,264,015 | #34 (#91[注 1]) |
#46 | $140,000,000 | [26] |
デッドマンズ・チェスト | 2006年7月7日 | $423,315,812 | $642,863,913 | $1,066,179,725 | #8 (#45[注 1]) |
#4 | $225,000,000 | [27] |
ワールド・エンド | 2007年5月24日 | $309,420,425 | $651,576,067 | $960,996,492 | #31 (#115[注 1]) |
#9 | $300,000,000 | [28] |
生命の泉 | 2011年5月20日 | $241,071,802 | $804,642,000 | $1,045,713,802 | #114 | #20 | $378,500,000 | [29] |
合計 | $1,279,221,957 | $2,447,932,077 | $3,727,154,034 | $1,043,500,000 |
映画 | Rotten Tomatoes | Metacritic | Yahoo! Movies | |
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批評 (トマトメーター) |
評価の平均点 (10点満点) | |||
呪われた海賊たち | 79% (210 reviews)[31] | 7.1/10[31] | 64 (41 reviews)[32] | B- (14 reviews)[33] |
デッドマンズ・チェスト | 54% (220 reviews)[34] | 6/10[34] | 53 (37 reviews)[35] | B- (14 reviews)[36] |
ワールド・エンド | 45% (220 reviews)[37] | 5.5/10[37] | 50 (36 reviews)[38] | C+ (15 reviews)[39] |
生命の泉 | 32% (260 reviews)[40] | 5/10[40] | 45 (39 reviews)[41] | TBA |
平均 | 52% | 5.9/10 | 53% | N/A |
3本の映画で11度アカデミー賞にノミネートされ、1度だけ受賞した。
賞 | 結果 | ||
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呪われた海賊たち | デッドマンズ・チェスト | ワールド・エンド | |
主演男優賞 | ノミネート (ジョニー・デップ) |
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美術賞 | ノミネート | ||
メイクアップ賞 | ノミネート | ノミネート | |
音響編集賞 | ノミネート | ノミネート | |
音響賞 | ノミネート | ノミネート | |
視覚効果賞 | ノミネート | 受賞 | ノミネート |
3本の映画で13度MTVムービー・アワードにノミネートされ、4度受賞した。
賞 | 結果 | ||
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呪われた海賊たち | デッドマンズ・チェスト | ワールド・エンド | |
作品賞 | ノミネート | 受賞 | ノミネート |
男優賞 | 受賞 (ジョニー・デップ) |
受賞 (ジョニー・デップ) |
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女優賞 | ノミネート (キーラ・ナイトレイ) |
ノミネート (キーラ・ナイトレイ) | |
ブレイクスルー女優演技賞 | ノミネート (キーラ・ナイトレイ) |
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スクリーン・チーム賞 | ノミネート (ジョニー・デップ & オーランド・ブルーム) |
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悪役賞 | ノミネート (ジェフリー・ラッシュ) |
ノミネート (ビル・ナイ) |
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コメディ演技賞 | ノミネート (ジョニー・デップ) |
受賞 (ジョニー・デップ) |
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