ウインチ(winch)は、回転ハンドルまたは原動機の回転力を歯車装置などで減速して回転させるドラムでロープなどを巻き取って、ロープなどに張力を与える機構の総称である。物体の上げ・下ろし、運搬、引っ張り作業などに使用する機械である。巻き揚げ機とも呼ばれ、主に重量物の移動や保持に用いられる。
キャプスタン(Capstan)も参照のこと。
ドラムにワイヤーロープなどを多層巻きするものには、ロープをガイドすることでドラムに均等な巻きつけをするためのシフター装置を装備するものがある。
ウインチに使われる動力は、定置型では電動機とエンジンが多い。
1960年頃までは、船舶や鉄道の分野において、蒸気機関を動力源とするウインチが多用されていたが、現在はほとんど用いられていない。
車載用ウインチでは、電動式はSUVなどに適したレジャー用や小型小容量の後付型など少数派で、エンジンの回転力をトランスミッション、またはトランスファー(四輪駆動車の場合)から分配するパワーテイクオフ(Power Take-Off、PTO)方式が主流である。
PTO式での動力の伝達は、機械式と呼ばれるギアと回転シャフトで回転力をウインチに伝えるものと、PTOで油圧ポンプを駆動し油圧モーターでロープ巻取ドラムを駆動する油圧式とがある。小型のものは構造が単純な機械式も用いられているが、産業用のものや、大型で牽引能力が大きいものでは、エンジンストールの心配が無く、かつ操作が容易な油圧式がほとんどである。
炭鉱、鉱山、トンネル工事現場などの坑道や、石油系化学系プラントなど可燃性・爆発性ガスに触れる虞のある場所では、漏電や電気火花を生じる危険性が無く、泥や水に曝されても故障の少ない圧縮空気を動力源とするウインチが多用されている。
人力のものは、ハンドウインチとも呼ばれる。巻き取りドラムを持たないチルホールにくらべ、巻き込めるロープ長に制限があり、巻取り可能なロープ長さは短い。ただし、小型軽量かつ電源が必要ないため価格が安く、懸垂幕、シャンデリアなどの照明器具昇降装置、ゴルフ場などのネット昇降装置、小型船舶、農業設備、駐車場ロープ巻取り、コンベア脚俯仰用など、定置型でも使用頻度が少なく軽荷重な用途や小型軽量化が求められるあらゆる用途に使用されている。
ウインチが文献に現れた最古の例として、ヘロドトスのペルシア戦争についての歴史書(『歴史』 7.36)がある。それによると紀元前480年、数百の船を並べてヘレスポントス海峡に橋をかける際に、船を繋ぐ綱を引き締めるのに木製のウインチが使われたという。それ以前にアッシリアでウインチを使っていたと考えられている。紀元前4世紀のアリストテレスの時代には、ウインチと滑車を使った巻き上げ機が普通に建築に使われていた (Mech. 18; 853b10-13)[1]。
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