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ジャンル | サンドボックス |
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対応機種 |
Javaプラットフォーム Xbox 360、Xbox One PlayStation 3、PlayStation 4 PlayStation Vita Wii U、Nintendo Switch Windows Phone、Windows 10 Raspberry Pi iOS、Android |
開発元 |
Mojang 4J Studios(家庭用ゲーム版) マイクロソフト(2014年より、Pocket EditionとEducation Edition) |
発売元 |
Java, iOS, Android, Switch: Mojang Win10, Xb360, XbOne, Wii U:日本マイクロソフト PS3, PS4, PS Vita:ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
デザイナー |
Notch(マルクス・ペルソン)(2009-2011)[1] Jeb(Jens Bergensten)(2011-) |
音楽 | Daniel "C418" Rosenfeld |
美術 |
Kristoffer Zetterstrand (In-game artwork) Markus "Junkboy" Toivonen |
バージョン |
Java: 1.12[2] Xbox 360: TU56 Xbox One: CU48 PS3: 1.56 PS Vita: 1.55 PS4: 1.55 Win10: 1.1.4 Wii U: Patch 26 Switch: Patch 6 Pocket Edition: 1.1.4 |
人数 | 1 - 複数人 |
発売日 |
Java
Pocket Edition
家庭用ゲーム版 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 |
WiiU 32万9717本(2017年6月)[3] PS4 19万3485本(2017年6月)[4] |
その他 |
Xbox OneXは4Kリソースパックに対応予定。 Win10,iOS,Android,Xbox One,Nintendo Switch,VR版はクロスプレイが実装予定 |
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『Minecraft』(マインクラフト)は、Notch(マルクス・ペルソン)と彼の会社(Mojang AB)の社員が開発したサンドボックスゲームである。ブロックを地面や空中に配置し、自由な形の建造物等を作っていくゲームである。一般的に「マイクラ」と略される。
2017年2月の時点で、全てのプラットフォームでの販売が累計1億2200万本を突破した[5]。
このゲームの世界は主に立方体のブロックで構成されており、プレイヤーはそのブロックを設置したり破壊できる。
立方体のブロックを設置・破壊するゲームソフトは多数あるが、Minecraftの特徴として、草原、森、砂漠、雪原などのさまざまなバイオームや地形が存在し、地下には洞窟や廃坑、渓谷などが広がっている。また昼夜の概念もあり、プレイヤーはその世界で自由に生活できる。他に重要な要素としてCrafting(クラフト)があり、ブロックやアイテムを組み合わせて、新しいブロックやアイテムを製作できる。
E3 2015(米国のコンピューターゲーム見本市)では拡張現実を使ったホログラム版を発表した[6]が発表された。MineCon2015ではWindows10版[7]やStory Mode[8]が発表された。ただし、Windows 10が搭載されているコンピューターでも、通常のPC版はプレイできる。PC版は開発言語がJavaであるため、プラットフォームはWindowsだけではなく、LinuxやMac OSといったUNIX系OSにも対応している。
Classic版以外は、初期購入以降は無料でアップデートできる。プロファイルを設定すれば、一部を除くほとんどの過去のバージョンがプレイできるようになっている。
PC版は無料のID登録をすることでClassic版とデモ版がプレイできる。ソフトを購入するとプレミアムアカウントになり、製品版を制限なく遊べる。一般的なネットゲームや家庭用ゲームのダウンロードコンテンツのように追加料金はかからない。バージョンが古いが、PC Gamerより公開されたデモ版も存在する。PC版では唯一、Windows 10のみダウンロード方法や仕様が異なり、Windowsストアから配信されており、PEとの通信プレイができるなどの通常のBeta版とは異なった専用のBeta版となっている[9]。
2017年夏に公開予定のアップデート「Better Together Update」よりPE版(Windows10版を含む)、一部のCE版(Xbox One版、Nintendo Switch版)、VR版のゲームエンジンが統合され、Minecraft Realmsを通してのクロスプラットフォームでのマルチプレイ実装予定。複数の家庭用ゲーム機メーカー間のクロスプレイは本作およびロケットリーグが初となる。このアップデートに合わせて統合版を「Minecraft」に改名し、PC(Java)版は「Minecraft: Java Edition」に改名する[10]。
PlayStationがアップデートの対象から外れているのはソニー・インタラクティブエンタテインメントがクロスプレイを拒否したためであり、その他のハードはセキュリティの都合による見送り[11]である。ImpressはSIEが参加しない理由として「クロスプラットフォームでの繋ぎ込みを許容しないという両プラットフォーマー同士の取り決め」[12]と説明しているが前述の通り間違いである。
このゲームの世界は主に立方体のブロックで構成されており、プレイヤーはそのブロックを自由に設置・破壊できる。地上には道具等の素材となる木々が茂り、地下には松明の材料やかまどの燃料となる石炭の他さまざまな鉱石などが埋蔵されていて、それらを使うことによりMinecraft上で徐々に良い生活ができるようになっていく。
基本的には何をするも自由で、ボスとして設定されているモンスターは存在するものの、それを倒すことを最終目標にする必要はなく、プレイ目標はプレイヤーの意志に委ねられる。
リソースパックやスキンを自作、または配布されているものを導入することでアイテムやブロック、プレイヤーの外見を自由に変えられる。
複数のプレイヤーで同じワールドを遊ぶモード。公式で配布されているサーバーツールを使用することで、独自のサーバを自由に構築できる。また、有志によって改良されたサーバも存在し、プラグインを用いての高度な制御が可能である。プラグインを導入することにより、PvP(オンライン対戦)など独自の機能を持ったサーバも存在する。
Realms(レルム)あるいはMinecraft Realms(マインクラフト レルム)は、Mojang社が運用する有料の公開サーバーサービスである。Realmsのサーバーはホワイトリスト制で、所有者が参加プレイヤーを招待して遊べる。Realmsにより、簡単かつ手軽にMinecraft用サーバーを運用できる。友達のグループや家族向けのサーバーを意図している。Realmsでのマルチプレイには、「Microsoftアカウント(Xbox Liveアカウント)」が必要である。
ゲームモードにはサバイバルモード、アドベンチャーモード、クリエイティブモード、スペクテイターモード、そしてサバイバルモードの難易度を上げたハードコアモードがある。また、全てのモードに難易度の概念があり、ピースフル、イージー、ノーマル、ハードの4種類である。ピースフルではエンダードラゴン以外の敵が一切出現せず、体力、満腹度が自動で回復する。
Minecraftの世界ではローグライクゲームのように、マップを一定区画進行するごとに新たな地形がランダムに生成され、実質無限大に広げられる。また、村や遺跡などの様々な構造物や建造物が生成される。ワールド新規作成時に、SEED値(シード値、意訳で世界の種)を入力することで、値によって全く異なるワールドを生成できる。このSEED値は、同じ値を入力することで、どのプレイヤーにもその世界を共有できるようになっている。ただし、Minecraft本体のバージョンによっては互換性がない場合もある。また、プレイヤーが制作したマップのデータを他者に配布することも可能である。中にはイギリス地質調査所がイギリス本土を再現したマップも存在する[13]。
地下には大小さまざまな洞窟が広がっており、最下層には破壊不可能な岩盤と呼ばれるブロックが敷き詰められている。岩盤よりさらに下は奈落(Void)となっており、一定深度まで落ちるとダメージを受けて死亡してしまう。しかし、岩盤はクリエイティブモードでしか破壊できないため、奈落へ落ちることは他のモードでは考えにくい。ワールドの新規作成時にスーパーフラットモードを選択することで平面の土地を生成することもできる。その場合、地表の高さに関係なく地下に洞窟は生成されない。
また「ディメンション」という区分で個別に生成される世界があり、通常の世界 (Overworld) のほか、溶岩とこげ茶色のブロック「ネザーラック」で天井ごと覆われている灼熱地獄のような世界ネザー(Nether)や、ボスの存在する暗い世界ジ・エンド(The End)がある。このジ・エンドには最下層の岩盤が存在しないため、浮遊島から落下すると奈落へ落ちて死んでしまう。また、開発者によると"伝説の世界"として「ファーランド」なる世界が存在する[14]。これは1万2000キロメートルの彼方に現れるという、異常な形状の地形が生成されるなど、様々なバグを含み、最終的にプレイが不可能となる場所だという(β1.8で修正済)[14]。この世界を巡っては2015年1月に「『Minecraft』における最も長い旅」としてギネス世界記録に登録された者もあらわれている[14]。
バグにより、β1.7.3まで存在したワールドの端。β1.8でバグが修正され、端が囲まれ見えない壁ができた。なお「ファーランド」の呼び名は度々誤解されるが正しくはβ1.7.3以前にあった世界を指しておりβ1.8からは「ワールドの端」と表現するのが一般的である。PC版以外のコンソールには存在しない。
Minecraftには「バイオーム」と呼ばれる、主として気候によって分けられた生態系に含まれる生物の集団の概念があり、若草の茂る草原、枯れ草やサボテンが生えている砂漠、珍しいものでは、菌糸ときのこに包まれた不思議な島などが存在する。バイオームによって草の色や水の色、空の色等が異なる。
崖や溶岩の海で構成された世界である。黒曜石を特定の形に配置して作るネザーゲートと呼ばれる門を通ることで、通常世界と行き来できる。天井と最下部は岩盤に覆われ、溶岩の海が生成される。溶岩が水とほぼ同じ速度で流れる、水源を設置しても、一瞬で蒸発する。
その他の特徴は以下の通りである。
ボスであるエンダードラゴンが存在する世界である。一度ジ・エンドに足を踏み入れると、死亡するか、エンダードラゴンを倒した後にできるゲートを通らないと元の世界に帰れない。エンダードラゴンを倒してゲートに入るとエンディングが流れ、その後元の世界でのリスポーン地点に復活する。エンディングはゲートに入るごとに流れる。エンドに行くには、まず通常世界で地下に生成される遺跡を探す必要がある。遺跡の中の「儀式の間」にあるエンドポータルを「エンダーアイ」と呼ばれるアイテムで起動させ、そのポータルに飛び込めばジ・エンドに到達できる。ネザーと同様、コンパスと時計が正常に動作せず、ベッドで寝ようとすると、大爆発を引き起こす。また、PE版の遺跡では、村の井戸の地下に生成されるという特徴がある。エンダードラゴンを倒すと、「エンドゲートウェイポータル」が生成され、約1000ブロック離れている離島に移動する。離島にしか形成されない建造物があり、そこにはエンドシティ、エンドシップ、コーラスフラワーなどがある。エンドシップには、エリトラやドラゴンの頭がある。
Minecraftには天候や昼夜の概念が存在し、太陽や月の動きで時間を判断できる他、雨や雪が降ったり、落雷が発生することもある。発生する天気はバイオームごとに異なっており、比較的現実世界に近いものとなっている。例えば、山岳バイオームでは標高が高くなると雪が降り、砂漠では雨が降らない。
Minecraftでは、生成されるワールドを複数の種類から選択できる。
Mobとは、ゲーム内で、プレイヤー以外に動くAIであり、一定の条件下で出現する。大半のMobは倒すとアイテムを落とし、ゲームバランスを保つ上で大切なアイテム、または別のアイテムを作る材料となる。プレイヤーに攻撃してこない友好的Mobと、攻撃してくる時としてこない時の2つのパターンを持つ中立的Mob、一方的に攻撃してくる敵対的Mobのなどの種類に分かれ、中には他のMobに攻撃を仕掛けるMobも存在する。
エンチャントとは、Minecraftの世界において、「エンチャントテーブル」と呼ばれるユーティリティを用いることによって、道具や武器、防具等に特殊効果を付加することを意味する。
他にも、金床とエンチャントの本によって特殊効果を付加する方法も存在する。エンチャントの本はダンジョンなどの一部構造物に配置されるチェストに入っていることがある。コマンドを使用することにより、通常では付加させられないレベルのエンチャントや重複した道具を手に入れられる。ただし、一部のエンチャントは重複できない。
付加される効果には様々なものがあり、中には特定の道具にのみ付与できる効果もある。
エンチャントにはレベルがあり、これが高いほど効果が強化される。一部にはレベルVのエンチャントを施せるが、これは同じレベルIVのエンチャントを持ったアイテム同士を金床で組み合わせるか、素材に金を用いた一部の道具にのみ可能であり、通常の金以外を素材とする道具へのエンチャントによって付加されることはない。また、一部のエンチャントは「宝のエンチャント」と呼ばれ、取引やモンスターハウスの宝箱、釣りなどによってのみ入手できる。
ポーションとは、「醸造台」と呼ばれるユーティリティを用いて作成できる、様々な効果を付与する薬のようなアイテムである。作成にはモンスター等から取得できる材料が必要となる。ダンジョン等の構造物のチェストや、一部モンスターのドロップ品として入手することもできる。
タイトル画面やゲームプレイ中(一定の確率)でランダムにBGMが流れる。レコードを使用することによって音楽を流すこともできる。音楽プロデューサーのC418が担当。C418のWebサイト(公式)からも聞ける。
Mojangのアカウント設定でTwitch(世界最大のゲーム専用の配信サイト)のアカウントと関連付けることにより、ゲーム配信ができる。なお、初回配信の前にMojangのアカウント設定でTwitchとのアカウント連帯設定をする必要がある。
MOD(モッド)とは、「改造、修飾」を意味する「modification」の略称で、いわゆる拡張データを指す。Minecraftでも、MODによってゲーム性や難易度を変更したり、新しい地形を追加したり、更には根本的なシステムを変更するなど、さまざまな要素を追加する。
Minecraftは、比較的MODが作りやすいゲームであるため、フォーラムでは日々大型の変更を加えるものから小規模の変更を加えるものまで、新しいMODが数多く配布されている。またMODの導入・制作を簡単にする為に「前提MOD」と呼ばれるものもある。代表的な例として「Minecraft Forge」があり、多数のMODが使用時にそれの導入を必要としている。MODの使用により、データの破損やバグなどの問題が発生する可能性がある。
現在、Mojang社が「Minecraft Forge」のような機能を内包する「ModAPI」と呼ばれるAPIを開発中である。当初は正式版リリースとともに発表されると言われていたが、ver1.7.2でようやく「ModAPI」のための「BlockID」の廃止が行われた。そのため、ver1.8からは一部のコマンドでBlockIDが使えなくなっている。
PE版に公式に追加された機能で、ゲーム内の振る舞いや見た目を変更できる。現在も開発が進められている[15]。
MineConとは、2010年からほぼ毎年1回に開催されているMinecraftのコンベンションである。内容としては、アップデートの告知、将来的に導入したい機能、改善したい機能、MOD製作者の意見交換などが話し合われる。コスプレや仮装大会のようなこと、新規のスタッフの発表なども行われる。2016年には、PCバージョンのver1.11について説明があった。来場数でギネス達成。コンベンションの内容はライブ配信される。
Minecraftは教育に有用であるとして、スウェーデンのヴィクトル・リュードベリ記念学校では授業の必修科目として取り入れられている[16]。またコーデックの学習のために使用することや[17]日本ではプログラミングスクールにMOD開発の題材として使用されるなどの例がある[18]。対してトルコは、2015年3月までの政府調査内で"暴力的なゲーム"として規制をするなどの声を挙げている[19]。
Mojangは2015年にMinecraftをより有効に教育現場で活用できるように「Minecraft in education」を発表。Microsoft in Education Teamが教育者や識者から集めたさまざまなアイデアを基に、教育のためにデザインし直した作品となる[20]。
2016年1月、Mojangは『Minecraft: Education Edition』を発表し、2016年11月1日に提供を開始した[21]。
Telltale Games(英語版)が開発を担当する、全編5章で構成されるMinecraft本編とは別のアドベンチャーゲーム。ブロックを自由に配置したりするクリエイティブ要素はない。Steam、AppStore、Google Play、Amazonアプリストア、Windowsアプリストアで配信されているほか、PS3/PS4/XboxOne/Xbox360版も発売されている。日本語にはまだ対応していない[22]。
この節には公開前の映画に関する記述があります。記述内容は映画の公開によって変更されることがあります。(2015年7月) |
実写映画が2019年5月25日に全米公開予定[23][24]。配給はワーナー・ブラザース、監督はロブ・マクエルヘンニー(英語版)[25]。スティーヴ・カレルの出演が決定している[26]。
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