イオンクラフト(英: Ion Craft)またはイオノクラフト[1]は、ビーフェルド-ブラウン効果によってイオン風を作り出して、浮上して空中を飛行する装置のことである。リフターとも呼ばれる。
イオンクラフトは、正負が非対称の形状の電極を備えたコンデンサで構成されている。片側の電極は針のように尖らせ、もう一方はアルミ箔のような広い面積を持たせた形状にすることが多い。このコンデンサに高電圧をかけると、大気分子に誘電分極が発生する。誘電体となった大気に、非対称の形状の電極が発生させる正と負の電場から、各々異なる大きさの電気的な力が働き、結果的に大気(イオン風)が発生するとの説明がなされており、その風による浮力で、浮遊・飛行することができる[2]と言われている。(なお、煙を使ってその大気の流れそのものをリアルタイムで観測した映像も存在する。)
日本には日本万国博覧会の時に、物を浮かせる不思議な装置として紹介された。この装置はまるで未確認飛行物体 (UFO)のように空中浮遊することから、SFに登場する未来技術と認識されることもある。が、技術的には20世紀前半に十分可能な実験であり、2013年現在に至っては、理科の模型実験レベルで実施可能な技術である。しかし、その現象の発見から半世紀以上を経たにもかかわらず、高出力化の研究もなされないまま今に至っており、現在でも軽いバルサ材とアルミ箔を組み合わせた模型を浮遊させる程度の実験で終わっている。
なお、実験を行うときは、(絶縁措置もしないままの)コンデンサに蓄電用の高電圧をかけるため、感電による死亡事故などが起こらないように、十分注意する必要がある[3]。
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