炉心溶融物(ろしんようゆうぶつ、英語: Corium)とは、原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損する炉心溶融によってつくられる生成物をいう。
1982年に原子炉圧力容器内に事故後初めてカメラが入り、1985年には炉心を解体して溶けた燃料を取り出す作業が始まるなど、調査が進む中で次のようなことが明らかにされた。右図参照。
炉心の45パーセント(62トン)が溶融し、20トンほどの溶融物が原子炉圧力容器の底まで流れ出てたまった。健全な燃料棒は100本程度で、それまで炉心のあった上部には巨大な空洞(3)ができた。そのすぐ下は破壊された炉心の堆積物の山(デブリ、4)である。さらに下は炉心が溶融固化してできた、ウランとジルコニウムの酸化物(セラミック、(UZr)O2)と溶融した金属との混合物(6)である。底部に落下した物質(7)はデブリ(堆積物)状をしていた。推定最高温度は2500℃ - 2800℃。溶融物が原子炉圧力容器の底を突き破ることはなかった。[1]
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Chemistry, science