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庭園 (10321 views - Architecure & BIM & MEP)

庭園(ていえん)は、見て、歩いて楽しむために、樹木を植えたり、噴水・花壇を作ったりなど、人工的に整備された施設。日本では、自然を模して川・池・築山などが作られ、木や草が植えられているものもある。
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庭園

庭園

庭園(ていえん)は、見て、歩いて楽しむために、樹木を植えたり、噴水花壇を作ったりなど、人工的に整備された施設。日本では、自然を模して川・池・築山などが作られ、木や草が植えられているものもある。

概要

集会、交流、留置、作業などを目的とした庭ではなく、観賞、道道、思索などを目的とするとされる。また一部には、特定の世界観宗教観を投影したものもある。庭園は自然にできることはなく、形、石の配置、樹木の選択と組合せ、通路の作り方、建物の見せかたなどすべて計画し、デザインされている。

つくる目的や方法は、時代や民族、宗教などによって異なり、さまざまな様式を生み出した。しかし、いずれも人々が理想とする環境を映し出そうとする点では共通している。楽園浄土、パラダイスなどの現世的空間が庭園なのである。庭園は、作られたときには私的なものがほとんどだが、近代になって多くが、市民が楽しめる公的・公園的なあつかいをされるようにもなっていく。なお、皇室が所有するものは、御苑(ぎょえん)と称される。

形式

  • サラセン式庭園 - サラセン式庭園とは、外側に厚い壁を持った「パティオ」と呼ばれる中庭を発達させた庭園。パティオは中庭であるため、周囲を建物で取り囲まれた小空間であるが、その中央に池や噴水、カナール(流れ、水溝)を配し、さらに色彩の豊かな色タイルの床、美しい花壇などが特徴である。中央に噴水や池が設けられることで、鉢植えなどにして置かれた樹々とともに、場所に清涼感を与えている。中世初期にイスラム教徒であるアラビア人系のサラセン人が征服した地域は、西は北アフリカ沿岸からイベリア半島まで、東は中央アジアからインドまでに至るが、サラセン人はそれぞれの地でその地の文化を取り入れ、次の特徴ある庭園様式を形成している。サラセン式の特徴は,すべてパティオと呼ばれる中庭式の庭園であり、雨量が少なく乾燥し熱い日ざしの気候と外敵を防ぐことが理由となって発達した。以下の形式がある。
    • ペルシャ・サラセン式庭園 - 長方形の中庭を、二本の直交する園路で四分し、園路に沿ってカナール設け、その交点に浅いプールや園亭などが置かれる形。アジアの庭園#ペルシャ系が代表作で、これが初期のスタイルで、後で生まれるスペイン・サラセン式庭園やインド・サラセン式庭園はこれが源泉となっている。
    • スペイン・サラセン式庭園 - その代表的なものはスペイン・グラナダに現存するアルハンブラ宮殿のアルベルカ、アラヤネスの中庭、フェネラリフェ庭園、セビリアのアルカサル庭園、など優れた庭園がある。これは7世紀末スペインを征服した時につくられた形式で、スペインに侵入したサラセン人は、パティオの周囲は壁や柱廊で囲む。壁や柱、床には色タイルで独特の模様が描かれている。現在もスペイン文化圏ではこの庭園様式での庭園が作られている。
    • インド・サラセン式庭園 - 10世紀インドに侵入したサラセン人が従来のインド文化と融合してつくった様式の庭園。庭園を直交するカナールで四分し、その交点に四角形の檀を作り、その上に大理石の噴水池を設けている。アジアの庭園#インド・サラセン式ムガル王朝の庭園でのタージ・マハールがこの種の代表的庭園である。これも他のサラセン式のものをそのままの形で再現しているのではなく、スペインで確立したパティオとペルシャの水盤・水工・植栽技巧などをインドの風土に合わせ改変して拡大し、許容して継承している。

形式別庭園

庭園の要素

代表的なものを以下に示す。

庭の飾り・ガーデンオーナメントは、庭、風景、そして公園の景の強化と装飾のために使用される要素である。これには以下のとおり

材料

技法

書物

日本の名園

世界の名園

  • 地中海風の庭園
    • 古代ギリシャとヘレニズムの庭園
    • 古代ローマの庭園
    • ビザンチン庭園
    • スペイン庭園・アンダルシア風パティオ
  • ポゾニー大司教の庭園(ハンガリー)
  • グダ城の庭園(ハンガリー)
  • リッポン・リー庭園(オーストラリア)
  • パロネラ・パーク(オーストラリア)
  • ヴィルヘルムスヘーエ(ドイツ)
  • ヴェアリッシの庭(ドイツ)
  • エレミタージュ(ドイツ)
  • ピア荘(ヴァチカン市国)
  • パンサの家庭園遺跡(イタリア)
  • ヴェッティの家庭園遺跡(イタリア)
  • セントラル教会のクラウストルム(イタリア)
  • アドリアーナ荘(イタリア)
  • イタリア式庭園#主なイタリア式庭園一覧
  • フランス式庭園#代表的なフランス庭園平面幾何学式庭園
  • フランス風景式庭園
  • フランスにある庭園
    • エルムノンヴィル(フランス)
    • ケ・ブランリ美術館庭園
    • Le rucher-ecole (養蜂所-学校)
    • ピカシエットの家(Maison Picassiette)
    • モネのジヴェルニー庭園(Claude Monet’s Garden of Giverny)
    • クロード・モネの睡蓮
    • エリニャックの館(Manor d’Eyrignac) トピアリー庭園
    • ジャン・コクトーの庭
    • サン ベルナールの庭園
    • ノアイユ子爵夫妻邸ノアイユ荘(La Villa Noailles)- マン・レイ監督の映画「Les Mysteres du chateau de De」の舞台としても使われている
    • ラ・ファビュロズリー
    • 我らふたりの庭
    • ロベール・タタン美術館
    • ラ・カテドラル
    • シミエ円形競技場公園・シミエ修道院小庭園
    • コロンビエール庭園
    • ラ・マドーヌ庭園
    • 郵便配達夫シュヴァルの理想宮
    • ルノワールの家の庭園
    • クリスチャン・ディオールのバラ園
    • ピカソ美術館庭園
    • シャリー大修道院の庭
    • オーヴェール=シュル=オワーズ
    • シベールの池
    • フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ
    • サン・タンドレ大修道院
    • マルキ・ド・サドの城
    • 錬金術師の庭
    • サン・ポール・ド・モゾール修道院(サン・レミ・ド・プロヴァンス総合文化センター)の庭園
    • サン・トロフィーム教会
    • サン・ソヴール大聖堂の庭
    • ヴァンドーム小館
    • ユニテ・ダビタシオン屋上庭園
    • マーグ財団美術館庭園
    • アンドレ・シトロエン公園(青の庭や温室庭園など)
    • ジャルダン・アトランティック
    • プロムナード・プランテ
    • カルティエ現代美術財団本部庭園
    • フランソワ・ミッテラン図書館庭園
    • ベルシー公園
    • ニース近現代美術館庭園
    • ブールデル美術館庭園
    • ザッキン美術館
    • ペール・ラシェーズ墓地庭園
    • アジェ通りブラッサイ庭園
    • ルネ・ル・ガル
    • R・ヴィヴィアニ
    • シェーズ・レガミエ
    • エミール・ガレ庭園
    • 自然庭園
    • カトリーヌ・ラブーレ庭園
    • 庭師の袋小路
    • ジョルジュカーン小園
    • グラン=ブロトゥロー園
    • ブロセ園
    • ラ・スルス花園
    • フィッシュ広場
    • ニーム・フォンテーヌ庭園
    • ナンシー派美術館の庭
    • ラ・ペピニエール
    • エペルネー市庁舎庭園
    • アルクビューズ庭園
    • ブールジュ大司教館
    • ブレ・フィショー庭園 
    • ベルヴェ庭園
    • ペトラルカ記念館の庭
    • ロジェ・ラ・ドン庭園
    • ジョアン・ミロ庭園
    • Rガブリエル・ド・ラ・サル庭園
    • マルコ・ポーロ庭園
    • ジュミエージュ大修道院の庭
    • サン=マクルーのアトリウム
    • モン・サン=ミシェル大修道院の庭
    • ロテヌフ岩面彫刻群
    • プレイヴェン小教区教会境内
    • トレヴァレスの館
    • ラニロン館
    • ロクロナン
    • ドメニコ会修道院庭園
    • サン・ピエール教会の庭
    • ロゼーヌ聖堂の庭
    • エリニャック庭園
    • リモージュ司教館庭園
    • ヴィシー源泉園
    • ノートル・ダム・デュ・ビュイ大聖堂
    • ラ・テット・ドール
    • ダルシー庭園
    • フォントネーズ大修道院の庭
    • ウンテルリンデン美術館の庭
    • ゴシック庭園
    • ボムリー社シャンパーニュ風景庭園
    • コンピエーニュ
    • ジャン・ジャック・ルソー
    • エルムノンヴィル砂の海
    • モンマントルのぶどう園・葡萄畑
    • テュルリュール園
    • ロン・ポアン・デ・シャン・デ・リゼ
    • ヴェールギャランの小庭園
    • L・ブラシュ小園
    • ティノ・ロッシ庭園
    • ジョルジュ・ブラッサンス園
    • ジャン・コクトー小園
    • ヴァル=ド=マルヌ薔薇園(フランス、ライ=レ=ローズ
    • ムーティエ庭園
    • カノン館の庭
    • ガレンヌ遊歩道
    • ショーモン城の庭
    • ブロワ司教館庭園
    • ファーブルの家
    • ルーサン館の庭
    • ロンシャン宮殿ロンシャン庭園
    • ヴァル・ラメー庭園
    • ポン=タヴァン
    • ケルレヴナンの館
    • タボール庭園
    • ペリーヌ庭園
    • グランド・モスケ・ド・パリ
    • シネマ・ラ・パゴッド
    • パルク・オリエンタル
    • アルベール・カーン博物館
    • プラフランスの竹園
    • クーランス城
    • 禅の庭
    • シャントルーのパゴダ
    • カッサンの中国パビリオン
    • ファルバラ園とファルバラ荘
    • ル・シクロップ
    • ダンケルク現代美術館彫刻の庭
    • ヴィラ・サヴォア
    • サン・コーム小修道院
    • クロ・リュセ
    • シュノンソー城
    • 空想庭園
    • セール・ド・ラ・マドヌ
    • エフリュシ・ド・ロートシルト邸
    • アルベルタ庭園
    • デゼール・ド・レッツ

関連書籍

  • 『古代庭園の思想―神仙世界への憧憬』金子裕之編 角川選書 角川書店 ISBN 4047033391

関連項目



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